接続機器からデータを送信する方法を説明します。
送信の方法として、Node-REDを使用したやり方、または、データをPOSTするやり方があります。どちらも非常に簡単にできます。
Node-REDからデータを送信する
専用ノードのインストール
本サービスでは、Node-REDで使用できる専用のノードを用意しております。
Node-REDの画面の右上のメニューより、「パレットの管理」をクリックします。
「ノードのを追加」をクリックし、追加したいノードを検索します。
本サービスの専用ノードをインストールしますので「node-red-contrib-iot-cloud-try」と検索します。 「ノードを追加」をクリックします。
追加ボタンをクリックします。
完了するまで待ちます。
パレットの一覧に、本サービスの専用ノードが表示されることを確認してください。
ノードの設定
次にノードの設定を行います。専用ノードをワークスペースに配置します。
ノードをダブルクリックし、ノードの設定を開きます。ホスト設定の右側の鉛筆アイコンのボタンをクリックします
APIキー、ホストキーを入力する画面が表示されます。
APIキー、ホストキーは、システムサイトで確認できます。システムサイトへログイン後、「設定」をクリックします。
以下の画面でAPIキーやホストキーを確認できます。
ホストとは接続機器のことです。(無料プランでは1機種)
APIキー、ホストキーについては、重要な情報ですので、他人に知られないように注意が必要です。
ついでに、アイテムの確認もします。ホストの一覧の「アイテムの設定」をクリックします。
アイテムとは接続機器から送信できるデータの項目です。(例えば、温度、湿度、照度といったような項目)
アイテムの一覧が表示され、それぞれのアイテムキーを確認することができます。
Node-REDの専用ノードの設定に戻り、APIキーと、ホストキーを入力します。名前は任意入力です。
入力後、「追加」をクリックします。
さらにアイテムキーを入力します。アイテムキーは「itemXX」のような形式で、連番になっております。
今回は「アイテム1」を使用しますので、「item1」と入力します。
完了ボタンをクリックします。
データの送信
ノードの設定は済みましたので、試しにダミーデータを送信してみます。injectノードと連結します。
injectノードの設定を以下のように変更し、数値の10を送信します。
Node-REDのデプロイを行います。

injectノードのボタンをクリックします。専用ノードのステータスが「送信済」になることを確認してください。
もし送信失敗になる場合は、APIキーやホストキー、アイテムキーを再度確認してください。
プランにより送信できる回数の制限や、データの保持期間に違いがあります。
送信できる回数の制限を超えた場合は、送信失敗となります。
システムサイトを開き、データが受信できていることを確認します。
上部のメニューの「収集データ」をクリックし、「最新データ」をクリックします。
アイテム1の「最終のチェック時刻」と「最新の値」が正しいことを確認してください。
(試しに数値の10を送信しましたので、最新の値は10になっています)
専用ノードを複数使用することもできます。
アイテム1、2、3に対して、同時にデータを送信できます。
アイテム2やアイテム3を使用したい場合の設定は、アイテムキーにそれぞれ「item2」「item3」と入力します。
POSTデータを送信する
Node-REDを使用せず、直接POSTデータを送信するやり方です。
事前に、APIキー、ホストキー、アイテムキーを確認します。(上記参照)
curlコマンドで送信する例です。赤字の部分は適宜変更してください。
(アイテム1に20という値を送信例)
curl -k -s https://api.iot-cloud-try.com:10443/v1/ -H 'X-Api-Key:APIキー' -X POST -d '{"host":"ホストキー","key":"item1","value":"20"}'
もちろんプログラミング言語からもPOST可能です。上記の例を参考にしてください。(ヘッダとPOSTデータを指定)
システムサイトの「最新データ」より、データが受信できていることを確認してください。